上沼恵美子の♪おしゃべりクッキング♪紫吹淳さんゲストWEEK
『簡単スピードメニュー』
一日目：鶏の南蛮蒸し
二日目：鴨のクランベリーソース
三日目：牛肉とレタスの炒めもの
四日目：イカと水菜のサラダ
五日目：雪鍋２日目です。
二日目：鴨のクランベリーソース（本多巧禰先生）
上沼さん（以下上）「先生今日は、なんか難しそうなお料理ですね〜。」
本多先生（以下先）「名前は難しいですが、簡単です」
上「簡単ですか！」
緊張しながらも、「簡単」と聞いてヤル気？のりかさん。
鹿や鴨などの肉には木の実などを合わせるのだという説明を真剣な表情で聞きます。今回はクランベリーの缶詰めを使った簡単な方法のよう。
りかさん（以下Ｒ）「クランベリーです！」
先「はい、オッケーです。」
本多先生、昨日のりかさんのご様子をご覧になっていたに違いありません…。最初から優しい！まずは合鴨の胸肉を身を下にしてまな板に置き、皮の脂肪が多すぎると思われるところを、包丁で少量削ぎ取っていきます。
Ｒ「少量取るのは、とてもむずかしいワザ…」
先「あ、難しかったらやらなくていいです（あっさり）」
上「アハハハハ。なんでこんなに脂肪をつけてるんでしょうねえ？ひとの事いえませんけど…」
先「冬を越すからですね」
Ｒ「ほお〜〜。」
上「意味があって溜めてはんねんな、えらいねえ鴨は。」
ハハハハハ！と、のんきに笑っているりかさん。なごやかです。油ぬけが良くなるように皮に切り込みを入れ、お皿に塩こしょう適量を振り、鴨肉を入れます。
上「紫吹さんすっごい不思議な顔してますよ。『何で皿に振るんだ？』って。こういう事なんですよ。（ひっくり返さず肉の上からも塩こしょうを振ります。）手間が省けるというかね。」
Ｒ「はああ……なるほどぉ〜！！」
鴨も皮から焼きます。そのほうが身がしっとり仕上がるからだそうです。
Ｒ「皮から焼く！」
上「パッと覚えてくださいよ、昨日の時点で」
昨日と同じように、ニンニクをつぶします。包丁を平らにニンニクに当て、上からおもいっきり叩きます。
Ｒ「ぅおう！」
先「ここまでしなくていいですからね」
上「先生、なにか嫌な事あったんですか？」
Ｒ「私に怒ってますか？」
先「いやそんな、全然！」
上「奥さんとモメたんですか？」フライパンにオリーブ油を熱し、ニンニクを少し炒めて、鴨を皮から焼きます。火は中火。
つけ合わせのジャガイもは３〜４ミリの輪切りに。しいたけは４つに切ります。
先「ひとつやってみましょうか。しいたけ」
Ｒ「ぃえ！？」←腰が引けてます
上「イエって…やらないと覚えないですからね。」
今日の上沼さんはちょっと厳しい（ていうか先生やさしすぎ…）
Ｒ「これは出来そうですね！」
おそるおそるシイタケを４つに切るりかさん。
上「そうそうそう。」
先「そうですそうです。」
Ｒ「（シイタケに顔を近付け）切れてない…？」り、りかさん…
先「切れてます切れてます。」ジャガイモとシイタケをフライパンの空いた所に入れ、塩こしょうを振ります。
ローズマリー２枝も加えます。
Ｒ「香りづけですか…？食べれないですよね？」
先「いや食べれますよ勿論。葉っぱ柔らかいですから。」
で、焼き色がつくまでひっくり返さず、フライパンを傾けて出てくる油をスプーンで肉にかけながら、ゆっくりと火を通していきます。
Ｒ「ひっくり返さないで油をかけるのがポイントですか？」
先「そうそう。」
上「そうですそうです。鴨は特にそうでございます。」しばらくマメに油をかけながらじっくり加熱していきます。
イイ感じに色がついてきて、おいしそう〜。香りが漂ってくるような気がいたします。
焼けた肉とジャガイモなどを出して油を切り、フライパンに残った余計な油は捨てて、いよいよソース作りです。
まずブランデー大さじ２を入れます。
Ｒ「ボッとなるんですか？」
先「火は入れなくてもいいです。入れてもいいですけど、危ないですから入れなくていいです」（ある意味、りかさんの為の番組になってます…）
続いて白ワイン酢(大さじ４と2/3)、クランベリーの缶詰200グラムを加えて味をみます。ちょっと味がきついと思えば水を加え、クランベリーの味が出るように粒をつぶします。
Ｒ「クランベリーこれ、缶詰から出した状態がこれなんですね？」
自分で煮なくてもいいんだ！と安心したようですね、りかさん。
先「そうですよ。これやってもらいましょう、重要なやつ。」
Ｒ「重要な…私にやらせていいんですか？」すでに主旨が違う番組になってます…
上「ここまで上手くいってんのに！先生〜」スタジオからも笑いが…
Ｒ「そうですよ！！」りかさん、そこでいばらないで下さい！
ソースにバターのかたまり(30グラム)を加えて火を止めます。
先「こうやって揺するだけ。」
Ｒ「熱くないですか？」
上「これは出来るでしょう！これは宝塚のフィナーレでもやってましたからね。♪サーヨーナーラー♪て」
Ｒ「ある意味似てますね。」
先生からフライパンを渡され、水平に揺するりかさん。
Ｒ「でも私、フライパンで火傷したことあるんです。」
上「した事ないのに、したら火傷しましたか〜」
Ｒ「それ以来〜、ちょっと怖くて。」
りかさんが過去に火傷したのは手…（フライパンの把手の根元を持ったため）ですが、ここでは詳しく言わないのが吉かと…。
Ｒ「これ溶けるまで？」
先「もういいですよ。ありがとうございました。」先生は次の作業中…
上「言ったらズッと振ってはりますよ。わたしらが帰った後まで。」鴨肉をスライスしてお皿に盛り付け、ジャガイモとシイタケ、ローズマリーを添えて、ソースをかけます。鴨は断面が赤くジューシーな油が沁みて、白いお皿に野菜とクランベリーソースの色が映えてとっても綺麗＆おいしそう！！ こんな立派なフランス料理が家庭でできちゃうなんて凄い！と、りかさんも感心しきり。
お食事タ〜イム。
上「おいしいでしょ」
Ｒ「なんとも。口の中でフワッと…」
しあわせそうです。見てるこちらもホッとします。
上「甘くて。酸っぱくて、なんとも言えないソースでございますね先生。」
肉の焼き汁を上手く使ってソースを合わせる。ひっくり返さずに油をかけてじっくり焼くのがポイント。鴨なのにクセがなく美味しくいただける一皿です。さて明日のお料理は
「牛ロースとレタスを炒め合わせた、すごく簡単で美味しいおかずです。」
上「簡単そうですね！」
りかさんも嬉しそうです！３日目：牛肉とレタスの炒めもの
2005/12/23up Edit by NEL.