〜紫吹淳さん『スワンレイク』の魅力を語る〜
マシュー・ボーンの『白鳥の湖』公式サイト

2005年、鬼才マシュー・ボーンの演出&振付によるバレエ作品『白鳥の湖』が来日。
りかさんは東京公演をご覧になり、また2月25日六本木ヒルズにて行われた特別イベントにゲスト参加されました。
さらに、大阪公演に先立って、ABC放送の特別番組『スワンレイクの魅力』に出演。
以下は番組を見てのレポートです。ざっとですが、どんな様子だったかだけご報告しますね。

ゲストはりかさんと、浜村淳さん、わかぎえふさん。司会はABCアナウンサーの三代澤康司さんと小寺右子さん。収録はイタリアンレストラン「芦屋タカトラrosso」福島店で、皆さん並んで椅子に座ってのトークです。窓の外に町並が見えてました。

「スワンレイク」は、男性が白鳥を踊るというバレエ作品です。
まず番組の最初のほうで「紫吹さんは男役をやっていらしたから、それなりの見方をしてしまうんではないですか?」と質問されて、「男性が演じる白鳥ならではのリアル感が…」と、白鳥役の男性達の髪型の事なども含め仰ってました。
番組は、スワンレイクの舞台の映像が一杯紹介されまして、それ見るだけでも私も「うわ〜っ」という感じでした〜(先日のイベントでりかさんと一緒にポーズをとっておられた、ジェイソン・パイパーさん…踊ってるところを見ることができましたが、すーごーいー。スワンとしてもですが『ザ・ストレンジャー』という名で『人間の男に化けた白鳥』を演じるところがメチャメチャカッコイイ!!)演出家マシュー・ボーン氏のインタビュー映像もあり、浜村淳さんによる、古典の「白鳥の湖」&今回の「スワンレイク」のストーリー解説もあり。その時もりかさんは相槌をうったり、話している方のお話を興味深げに聞いたりしてらっしゃいました。
ジェイソン・パイパーさんのインタビュー映像(ロンドンにて収録)もあり、その後「紫吹さんはお会いになったそうですね?」と司会の方が振ってくださって、そこでちょっとですが六本木でのイベントの様子も流れました(りかさんがジェイソンさんをホールドするところ)。
「どうでしたか?」と聞かれたりかさん、「同じ人間の身体とは思えないほど引き締まっていて…」あの、理科室にある人体標本のようだ、と。「すっごい均整がとれた、鍛え抜かれた身体。ちょっと触っちゃいました(笑)」と仰ってました。
さらに司会の方に「(紫吹さんは舞台を)やってらしたからこそ、わかる部分もあるでしょうね?」と聞かれたりかさん、「私達は歌ってお芝居をして踊って…だけれど、彼らは言葉もなく踊りだけで全てを表現するので、もっと集中してエネルギーが要ると思う」とのこと。
彼らを観ていてはやり凄いと思いますか?と聞かれると「もちろん思います」そして、ご自分がバレリーナを目指してレッスンしてらした事も仰って「好きでなければ出来ない、くらい過酷です」「宝塚に入って、改めてバレエをレッスンしたときに『こんなにしんどいものをよくやってたな』と思ったくらい」と。
じっさい、映像で見るだけでも「スワンレイク」のダンスの烈しさったら凄いものがありましたが…浜村淳さんはりかさんの宝塚時代の怪我のこともご存知のようで、りかさんに「舞台を観ていて『この人達大丈夫かな?』と思うことないですか?」とお聞きになって、りかさんは、逆に「バレエで育ったからこそこんな不死身でいられるのかなと思う」と。結局バレエは全てのダンスの基本で、良い姿勢を取り続けることで内蔵とかも正しい位置に来るんだとか…なるほど…。(そのちょっと前に、わかぎえふさんが「あるバレエダンサーは、引退したら背が2センチ縮んでしまって背骨が痛くなって困ったらしい」というお話とかもされてました;)
番組後半は、日本人ながらスワン&ストレンジャーを演じ、これから王子役を踊る首藤康之さんについての話題でした。わかぎえふさんの「日本人がイギリスの王子を演じるなんて普通なら考えられない事だが、あちらの人にしてみれば、東洋人の持つ如何にも魔物に憑かれやすいような不思議な雰囲気に憧れるのではないか」というお話が面白かったです。
大阪での「スワンレイク」公演はこれからですので、番組内ではずっとチケットの先行受付が行われてました。
ちなみに、りかさんが観たとき一番印象的だったのはラストの??シーンで「うわあ!と声出しちゃいました」だそうです。

最後のほうで、わかぎえふさんに「女王様の役してほしい」と言われたりかさん、「ザ・スワンがいいです!」と^^。<私としては『ザ・ストレンジャー』なりかさんが見たいですっ!


2005/03/18up Edit by NEL.