『リベルテ』『Play without Words』発売記念トークショー
銀座・山野楽器 (2004/12/11)
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アーシュラ様のレポートです。
万華鏡掲示板に投稿していただきましたのに更に補足を加えてくださって、
ここに保存させていただくことができました。ありがとうございます!!
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いってまいりましたよ〜。銀座のトークショー。

引換券を戴いた時にはまだずいぶん券があったので「わたしってばこれなら確実に座れるわ〜」と思っていたんですが、蓋を開けてみたら立ち見(泣)。ずいぶん立ち見の方が多かったような気が致しました。みなさま、お疲れ様でしたー。

ちょっとですね、たったかたーっ!と覚えている分だけ報告させていただきまする。(そしてその後一ヶ月以上経ってからこそこそ補足してみたりする、アーシュラ。)

りかさんをお迎えする前にわたしたち、司会の方から、りかさんを取材(写真撮影)する際に「盛り上がってる雰囲気を出すため」協力を要請されました。アントニオ猪木さんの「だー!」を拳を突き上げてやって欲しい、ってことだったんですが……(汗)すいません、わたしこれ知りませんでして…いや、猪木さん存じ上げてますけども…だーって何?…もごもご、みたいな。で、その場で試しにやってみたんですけど、ノリのよいりかファンに司会の方も満足気でしたわ(笑)。で、実際にお迎えしまして、「だー!」を2回やりましたところで、りかさんから「……なんでダーなの?」と笑われるわたくしたち(苦笑)。その後写真撮影の関係で2回ほどやりましたっけね、計4回。にこやかに笑うりかさんの後で拳を振り上げるりかファン……今思うと…それって一体どんな絵なんだ?(爆)

さて、りかさんのいでたちですが、ヘアスタイルはエクステンションなしで(富山でももうありませんでしたけど)後ろに髪の毛を一部くくっていらして、そのくくったところに白いフレーム?のサングラス(四角い)を乗っけてらっしゃいました。上着が…んっとんっと、厚い白い生地で金の刺繍?がしてあるきらびやかな感じの長めのジャケット。下はえーとあれって光る感じの?グレーの……あれって…ジーンズ??(全然分かってないじゃん)に黒いサンダルでした。かわいらしかったですーっ。

で、富山の時のように「なぜこの服を選んだのか」という質問をまず最初に受けてらっしゃいました。富山のときのようなストーリーはありませんでしたが(笑)、派手でなかなか着られなくて箪笥に眠っていたものを、今日初めて手を通した、と仰ってました。

質問はまず『リベルテ』についてで、このエッセイで一番言いたかったことは?との問いに、自分の人生は自分次第、ということを一番言いたかった、ということでした。「前へ」ってことで、今までも良く仰っていることですが「マイナスになりがちなところを、自分でプラスに」しよう、と仰ってました。印象的だったのは「そういう時に他人が色々言ってくれて、ありがたい言葉なども確かにあるけれども、聞いてるだけでは変われない。やっぱり自分でがんばって変わる以外にないんだ」と仰ったことです。マイナスをプラスに、というのは今までも仰ってたことではありますが、「人からの言葉」に対してのコメントがね、わたしには今までになくちょっと印象的だったです。

で、宝塚時代に関してのところでは「いじめ」についても触れていて、それは書くのにとても勇気がいったのではないかと司会の方が質問しました。わたし、すごく感じ入ったのですけど、ここでりかさんは「いじめ」という言葉を安易に使ってしまうことなく、「普通の日常の生活の中でも、無意識の中でやってしまうマイナスのことが、ある時全部凝縮されて何かの形で返ってきてしまうこと」というような言い方をなさりながら、「自分も加害者でありながら、被害者になってしまう可能性」という言葉で表現していらして……つまり、単に一方的にいじめられる、という考え方ではなくて、自分にもなにか原因があって、それが返ってきてしまうこと、と解釈して語っておられたんですよね。これって、わたしにはとても共感のできる考え方でしたので、聞いていてぽやー、っとしてしまうほど嬉しい気持ちになりました。それから、返ってきてしまったマイナスのことに関しては、自分がやられていやなことは反面教師として自分はやらないように、と学ぶことのできる機会として「前向き」に捉えるようにしている、とも仰ってました。そういう、「いじめ」とは呼びたくないけれども「嫌なこと」もあった、ということを敢えて書いたのは一重に「嘘は書きたくなかったから」だったそうです。そりゃあ、18年?もいたんですから、いいことだけだったわけはありませんよねぇ…。うーん…わたし、割と言葉での表現にはこだわりがないほうではないんですけど(ある、といいなさいよ)、今回のお話を聞いて……とても…なんていうか…「りかさんて人格者だなぁ」と思いましたですよ。改めて。うん。言葉の選び方とかも。……こんな風にここでわたしなんかが簡単に文章にしてしまうのが申し訳ないような気持ちです…。いいお話でした(ぢーん…)。

下級生に関するお話もありました。「下級生全員の心を捉えられたら一番いいけれど、それは絶対に無理なことだから、自分は自分としてあるがままの姿を見せて、それで『いい』『ああなりたい』と思ってもらえたらいいと思っていた」というようなことを仰ってました。これって、なんとなくファンに対する態度にも通じていそうな…(汗)。司会の方が「背中を見ろ、ってことですね。さすが男役」とかなんとか仰ると、りかさんは大受けしながら「ちょっと、これからは胸見てもらわないといけないんですけど」と………(倒れ)。い、いや、…そうですか、胸ですか。い、いいんですか?見てからついていくんでも?(ちがうー)

男性の好み「ウエスタンソース顔」についての質問では、「なかなかいないんですよね」と仰り、例えば、あえていうなら誰がウエスタンソース顔かと聞かれると、若かりし頃のケビン・コスナーというお答えで、今のところは好みのウエスタンソース顔はないそうです。「いたら教えてください」ですって。えーと、わたしとしては、どこにいるかじゃなくて、どうしたらウエスタンソース顔になれるか、の方を教えて欲しいです(やめろ)。

さらに司会の方が突っ込んで、最近の韓流ブームについてのお話を始めたときに、「最近、紫吹さんよりちょっと年上の方々が主流になってブームを作っていますが…」と仰ったら、間髪いれずに「ちょっと…って…ずいぶん年上でしょう?!」と(笑)。(<や…そうでしょうか? まあ…りかさん妖精ですからねぇ…もごもご/汗) りかさん、い〜感じの突込みでしたぁっ。司会の方はその後「ぜんぜんっ!年上の方です」と訂正(爆)。りかさんは「どうしてみんながこんなに冬ソナにはまるのか理由が知りたくて見てみました」てことでして、はまる理由として「まずコマーシャルがはいっていない」と(ここでわたしはNHKだったことを始めて知りました)、あと、宝塚にも通じるけれど、現実の男性は言わないような優しいセリフを言うドラマで、それが女性に受ける。現実には言ってもらえないセリフだけれど、女性たちは本当はそういうやさしさを求めているってことなんでしょうねぇ、と…。韓国モノをタカラヅカでやった時に自分でも笑ってしまうほどの甘いセリフを言ったけれど、そういう、シナリオ自体がやさしい言葉でできているから、これほどみんながはまるのだろう、とのことでした。ひところの「赤いシリーズ」みたい、とも仰ってましたが……赤いシリーズ……見てらしたんでしょうか?りかさん。

ドラマの話つながりで『黒革の手帖』について。女優としてこの作品でドラマデビューしたけれど、最高のスタートだったと思う、と仰っていました。とても力のあるベテランの俳優さんの間に入ってやらせて戴いて、こんな恵まれた人はいないだろうと思うと、「申し訳ないっていうのもある」とも仰ってました。とまどったことはまず練習が少ないこと。『喝采』の時もこれ仰ってましたよね?宝塚では長々練習してからやっと舞台の幕があがるけれど、『喝采』も今回のドラマも、ほんとに数回しかあわせないですぐ本番なので難しいと仰ってました。あと、とまどったことは「いかに自然に演じるか」だったそうです。セリフは量としてはトップ時代と比べるととても少ないので、一晩で「ぺろっと」(ぺろ…って/笑)覚えられたけれど、それをどう言うかが難しかったそうです。ヒールで「普通に」歩くのも難しかったらしいですね。あとは、テレビ用語が分からなくて、分からないまま終わったそうです。そうですねぇ、いろんな業界には業界用語がありますからねぇ(笑)。

DVDについてのお話では、1日の撮影の中で何回も男になったり女になったりなさったそうです。男なら男とってー、女なら女とってー、というまとめ方ではできなかったらしいですねぇ(ふむふむ)。で、『喝采』の後すぐに撮ったものだから、ドレスを着て女を演じたのはあれが初めてなので、気持ち悪かったそうです(気持ち悪いって…)。ドレスのスカートが絡まって一度転んでしまったこともあったとか(危ないっすー/泣)。で、男役の方がやりやすかった、というところで、「男役の時はへの河童状態だった」というご発言(大爆笑)。あのお顔で「への河童」なんて言われると、わたしはたまんないですわ(かわいい、ってことですね)。

ここを見て欲しい!というところは、てとこだったかな?りかさん、うーん、と考え込まれ「忘れちゃった…ちょっと待ってくださいね。いまピロピロっと思い出してますから…」と仰いまして……(倒 <またかい)。この「ピロピロ」が……わたし、涙が出るほど愛しゅうございました(ばか)。で、ここを見て欲しい!ところは「泣くシーン」だそうです。司会の方(この方は撮影でもご一緒だったようですね)は、モニターを見ていてあの時は鳥肌がたったくらい素晴らしかったと仰ってました(うふふふ)。りかさんは、泣けって言われて、んな泣けるもんかな?と思ったけれど、やってみたら泣けてる自分に気づいて、「あら、わたしって女優〜?」と思った、とか(笑)。最初の薄絹のところも、監督さんは最初は何度か切って撮るつもりだったものが、りかさんの動きがあまりに綺麗だったので、途中で止めることができずにそのままずっとカメラを回し続けた、という撮影秘話(?)のようなお話も伺えました。りかさんご本人は「早くとめてよ、まだ回ってんのー?」と思いつつふわふわやってらしたそうです(笑)。

今後の活動予定についてはDSの後、26日にウルルン。で、これはりかさん「とっても嫌だった」そうです(笑)。どうも……りかさんのお嫌いな虫が出るらしいです…(ああ、わたしもいやだーっ!でも見るぞーっ!)。年が明けてからのコンサートについては「楽しくするも、つまらなくするも、みなさん次第」とのお言葉でしたので(うまいですねー、りかさんじゃないみたいです〜。<は? わたし、マネージャー様の近くにいたんですけど、この瞬間「うまい!」という声が聞こえてきましたことを、ここにご報告・笑)、みなみなさま、がんばり(?)ましょう〜。

と、いう感じでだいたいのお話は書けたかなぁ?ちょっと急いで書いているので無味乾燥っぽくなってたらごめんなさいですぅ〜。

どなたかフォローお願いしますねぃ〜。(で、やっぱり乾燥してる気がしたので、後で色々つけたしました、アーシュラ・笑)

なんかこう、みっちり「ぎゅっ」と内容の詰まったトークだったと思います。司会の方、とてもお上手でした。ありがとうございました〜。

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2005/01/06 Edit by NEL