テレビ朝日開局45周年 木曜ドラマ

『黒革の手帖』第六週

STORY

元子が仕切る『ロダン』に、男を連れた波子が嫌がらせにやってくる。元子は冷静に追い出す。

翌日、元子は店を休んで京都へ。表向きには着物を買いにだが、じつは脳硬塞で入院している母親がいるのだ。
思いに耽りながら散策していると、偶然、見合い相手とデート中の安島に遭遇する。ふたりは南禅寺で落ち合い固く抱き合うが、お互いのために二度と会わないことを約束する。

東京に戻った元子はママ業に励む。長谷川は元子にひとつのアドバイスをする。自分のように力を持つには「人を信じないこと、それを相手に感じさせないこと」と。長谷川会長に払う残金の期限はあと数日。

元子は美容室で週刊誌のバックナンバーを見せてもらい、長谷川会長が絡んでいると思われるスキャンダルをチェック。会長の裏の仕事を推察する。

料亭「梅村」では長谷川が安島と、橋田ゼミナールの理事長室では橋田と村井が、そして楢林クリニックでは楢林と市子が……元子の転落する未来を語っている。

元子は橋田から「梅村」を譲り受ける契約を交わし、自信満々に出ていくが、司法書士と橋田は顔を見合わせて大笑い。
何も知らず元子はその足で不動産屋へ。
「カルネ」はすでに売却された。さらに「梅村」の売却を頼む。うまくいくに決っている、元子は有頂天。だが帰宅すると、なぜか窓が開いている…。
翌朝、不動産屋からの電話を受けた元子は青ざめる。「梅村」の権利は元々の持ち主である梅村キミに戻っているというのだ。元子との契約は偽物、その前に橋田は登記錯誤という合法的な手段を用いて所有権を手放していたのだ。
元子は慌てて黒革の手帖を探すが、部屋の中にはない。PCのデータも消されている。司法書士の電話番号はデタラメ………。
目を血走らせて橋田ゼミナールに駆け込んだ元子を、市子と橋田はあざ笑う。
長谷川会長に面会を求めるが、そこにいたのはかつて自分が踏みにじった村井。支払い期限は延びない…。
長谷川は梅村にもいない。(本当は長谷川、安島、村井が中にいるのだが元子は門前払い)
弁護士は元子に同情し協力を約束するが、その夜店に押し掛けてきたヤクザたちは追い返したものの、相手が長谷川なら降りる、と逃げていく。
約束の期限まであと26時間半。

橋田の自宅を訪れると、身体でも売れと笑われる。
安島に電話で泣きつくが切られる。(そのとき安島は会長の車に乗っていたのだが)

ロダンに戻り、一人苦悩する元子。
そこに安島がやってくる。長谷川会長からの伝言を伝えにきたのだ。
「ひと晩つきあえば許してやる」と…………。

to be continue


今週の曜子さま

美容室。街を見下ろす大きな窓の前に、元子さんと曜子さんが並んで立っています。うしろ姿の腰から上ショットで、曜子さんは白ブラウスに黒のロングスカート?おみあしは見えません…
曜子さん
「この間はごめんなさい」
元子さん「エ?」
曜子さん
『まっさかさまに堕ちる』だなんて…。あとで真希ちゃんにも叱られたんです」
元子さん笑って曜子さんに向き直り
「気にしてないわ。いまのところ落ちてもいないようだし。」
曜子さんほっとして
「ありがとうございます」
真希さんが、雑誌のバックナンバーを抱えて元子さんの前に置く。
「ハイ、3〜4ヶ月ぶんあります。あとは全部処分しちゃったんですけど」
元子さん
「ありがと。」カメラ、ふたりの前に回る。
曜子さん
「言い訳じゃないですけど、運勢は自分で変えられると思うんです。」りかさんが演じる曜子さんが仰ると、説得力ありますなぁ…
元子さん
「私もそう思う。運命は変えられないけど。」雑誌を手にとり、めくりはじめる。
真希さんが横から
「なにが違うんですか?運勢と運命って。」
曜子さん真希さんのほうを向いて
「たとえば、生まれてくる場所や親は選べないでしょ?」
真希さん「それが、運命…」
曜子さん
「そう……」
カメラは、雑誌を真剣に見る元子さんの顔アップに移る。

以上っ!


NELの勝手感想文

命の危険もかえりみず奔走する元子さん……。
私だったら手帖なくなった時点でぜったい逃げ……ても無駄だろうなぁ。うーんみんなに返せるだけお金返して、ごめんなさいって言……っても無駄だろうなぁ。もうこうなったらいつでも自殺できるように刃物持ち歩いて(なぶり殺されるのはイヤだから)行けるとこまで行くか…………ってそんなのいやぁぁあぁあ〜〜〜!たすけて〜曜子先生〜〜〜!!

2004/12/08 up