ここでは、管理人NELが日々の生活の中で思うことや、綺麗だな〜素敵だな〜と思うものについて語ります。

 2004年 11月1日 ビオラの花

昨日の日曜日、大和悠河さん主演の宝塚バウホール公演『THE LAST PARTY』を観に、久しぶりにムラに行ってきました。
←は、観劇後ガーデンフィールズで撮ってきた写真です。

生タニちゃんは、春の梅コマ『狸御殿』以来でしたが、あいかわらずキラキラキラキラしてましたね〜@@;もう、まぶしいまぶしい。特にフィナーレで白光沢のタキシードで出てこられたときにはあなた!キラキラオーラの波動砲をくらった感じで、わたくし食道のあたりから「ギュェ!」みたいな音が出てしまいましたよ(<反応が正直な奴)。そうでなくてもこの日はドセンターの席に座らせていただいた事もあり、芝居中からなにからオーラ圧にやられてしまって、目から体液が押し出されて困りました。
あの子は間違い無くダイヤモンドですねぇ…いつかブリリアントカットになって…プラチナの爪に嵌められるときが、かならず来る。…はず(汗)。

そして、これはたぶん宝塚時代のりかさんの男役姿を凝視していた方なら誰でも、多かれ少なかれ思うことではないかと思うのですが………大和さんは紫吹さんそっくりでしたっ。もちろん「顔が」ではなく、立ち姿のシルエットとか、ちょっとした恰好つけの仕種とか、台詞の間のあけかたとか、踊るとき関節のあたりから出る雰囲気とか………なんですけど。それも決して、ずーっと「りかさんそっくり」なのではなくイキナリそういう瞬間があるので、私などは真面目にタニちゃんを観ているつもりで突然「ぎゃあっ!!」てなことになるのです。はぁ〜;たまらんかった。月にいた頃はあんなじゃなかったよね、タニ〜。
冷静になってよく観ていると、りかさんの技だけでなく「これは…まみさんの技!」てのも見分けられて感慨深いものがありました。それも、本当にイイ処だけ取り込んでしっかり自分のモノにしておられる。うーん。いつのまに………。
私の好きだった月組男役のテイストは、こうして受け継がれていくんだなぁ…ああ。タニちゃんが続けてくれるなら、安心です(涙)。

作品じたいも大変おもしろかったです。演出は『シニョール・ドン・ファン』の植田景子先生。オープニングとエピローグにひねりを入れた他はほぼ淡々と主人公の半生を辿る物語で、でも主演の大和さんと彩乃かなみさんの熱演(上手かった!!ふたりとも)で少しも中だるむ事なく、感情移入して観ることができました。
なにより、綺麗だったなぁ…景子先生がつくる「絵」はオシャレで好きです。

観劇後、午後の回も観るというお友達を待つあいだ、以前のようにムラをフラフラしてみました。
楽屋口に行ってみました。いつも、りかさんを待って並んで立ったりしゃがんだりしていた場所。暑かったり寒かったり暗かったり華やかだったりした屋根の下。…やっぱりじんわりと泣けてくるものがありましたが、暫く柱に寄り掛かってボーッとしているうちに、自然に、「りかさんは立派に卒業なさったなぁ」「私も、もう卒業してるんだなぁ」という実感が、誇りと、自信と共に湧いてきました。
今は、東京にいらっしゃるあの人を静かに応援していくのが、アナタのやるべき事であり一番やりたい事の筈だよって、『花のみち』が背中を押してくれたような気がしました。

あとねー、私はりかさんの、すべてが好きなんだって事が改めてわかりました。
紫吹淳が宝塚で完成させた男役のワザの数々は、そうして後輩さんたちに受け継がれていく部分もあるけれど…誰も受け継ぐ事ができない「紫吹淳オリジナル」の部分がある。それはりかさんの中にしかない…根本的な翳りや、脆いところや反発する処、そういうものも含めて私は紫吹淳さんが好きなんです。だからやっぱり、できれば男役も続けてほしいなぁ…と思う。

タニちゃんをブリリアントカットのダイヤモンド(になるであろう)とするなら、りかさんはカボションカットのオパールだと私は思っております。たまらなく魅力的です。
というか、やはりあの人でなくては駄目。私にはりかさんが必要なのです。

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とか日々をすごしているうちに、もう11月!
11月といえば19日! そう我らがりかさんのお誕生日がございます。
たぶん今年も、恒例のカウントダウンチャットを開くことと思います(^^)
ほかにも何か企画モノをできれば……と思っているのですけど、まだなんの案もありません(汗)。なにか、盛り上がるようなことが出来ないかなぁ……皆様「こんな企画やってほしい」というのがありましたら、ぜひNELまで。

 2004年 11月19日 Happy Birthday

りかさん お誕生日おめでとうございます
これからの一年がますます躍進の年となりますように
あなたがいつも幸せでいてくださいますように

昨年のお誕生日、りかさんはムラで「薔薇の封印」舞台稽古でした。
お稽古が終わるのをファンみんなで待って…FCスタッフさんの計らいで、地下駐車場でのセレモニー。バースデイの歌を歌って、プレゼントをお渡しして、ひとりひとり薔薇を渡して…りかさんがお帰りになったあと、ケーキに群がって(笑)。

暖かくてロマンチックだった「ムラ」のイベントのことを、昨日のことのように思い出ながら、今年も当サイトでは例のごとく「お誕生日限定チャット」を開かせていただきました。
沢山の方にいらしていただき、一緒にりかさんのお誕生日をお祝できて、嬉しゅうございました。カウントダウンのときには、各自キーボードの横に酒!(ワインから、バカルディやら杏露酒やら冷酒やらキール、紹興酒………)大騒ぎの楽しいチャットでございました。
ただ、容量限定でしたので、お入り頂けなかった方もいらっしゃるかと…すみません;来年はもうちょっと考えます;;(文字にタグが使えないのもよくなかった!)

そう、来年も、再来年も、10年先も………

ずっと、りかさんをみつめていたい。
どんなに遠くなっても。
あの方が私に夢を見させてくださるかぎり、ずっと好きでいます。

 2004年 11月23日 LIBERTE

<お散歩がてら撮ってきた花の写真です。今日は勤労感謝の日。とてもいいお天気。

りかさんの、初エッセイ集『LIBERTE』を読みました。
以下はその感想……たぶんすごく長文のうえにちょっぴりメルヘン入った日記(笑)になると思いますので、本当におヒマな方だけ読んでください。

なんとなく今迄のと同じよーな「写真集」を想像していたので、本のサイズがひとまわり小さいのがまず意外でしたが、これは「見る」本じゃなく…今のりかさんの気持ちがそのまま詰まった、ことばの本でしたね。

最初のほうに数ページある写真をまずめくる。りかさんのまっすぐな眼差しが「いまの私を見て」と語りかけてきます。
私から見るとどの写真も「肩の荷をついこの間降ろしました」ってかんじで、晴れやかさと未来への期待、同時に少々の不安と、少々の疲れがまだ残ってるような。この写真を撮ったときのりかさんの気持ちがストレートに見えるみたいな。(すでにそれも過去のものになってしまってはいるのだが)
一番好きなのは5頁目、自然な光の中で微笑んでいる写真です。青いショールを掛けた一連の写真も好き。笑顔がかわいい。

あと、個人的に非常に感慨深かったのが、撮影中のひとコマと思われる、男役姿でカメラさんに向かって笑いながら脚を上げている写真。
これを見たとき、私はなんだか、死んだ(あるいは別れた)恋人の生前の写真を発見したような、懐かしく目の奥が潤むような、でも悲しくはない(悲しむ段階はもう過ぎ去っている)というような気持ちになりました。
そんな、もう居ない人を想うような気持ちになるのはおかしい…りかさんはこれからも男女共に演じると言ってくださってるのだから、と反省してみたのですが、やはり何度見ても、その1枚に写っているのは「私のとても好きだった、もう居ない人」に見えるのでした。
…本を最後まで読んだらそれで正しかったんだとわかったんですけどね(^^;)。つまり、あのように「自然に男」なりかさんは、もう居ない…もう居ないんだって事を私は知っている。今は「自然に女」なりかさんが育ちつつあって、そのうえで今後りかさんが演じる「男」は、スタジオあるいは舞台の上でだけ、完璧な夢のかたちをとって私の前に現れることでしょう。たぶん、いままでより更に進化して。

りかさんはこの本について「できれば、過去を振り返りたくなかった… ---- だから、この本を出すことは、私にとって新たな挑戦。」と仰っています。
…うん、そうなんだろうな、と。
私はいつもりかさんに関する事では「本当のことが知りたい」「本当の気持ちが知りたい」と意地汚いまでに頭を働かせてる貪欲なファンです。(そのかわり物欲は人より薄いと思うのよ〜良席もスキンシップも求めてないよ〜〜よく誤解されるようですが。)
ですから、りかさんが今まで語らずにいた事を打ち明けて下さったのは、本当に嬉しい。自分はこの本を読んでりかファンとして更に進化しなくてはいけない、りかさんの気持ちを今までよりもっと大事にできるファンになりたい、と思いました。

1章・2章はりかさんの少女時代から歌劇団時代の思い出が綴られていて、知らない話もありましたが知っている話がほどんどで…つまり今回私にとって「何があったか」よりも重要だったのは「それについてりかさんはどう思ってたか(今思ってるか)」でした。
(なんで殆ど知ってたかというと、知る人は知る『ROAD』という新聞連載が過去にありまして。今回エッセイ集が出ると聞いて私は、あれ再録するのかな?と思ったくらいなんですが…やっぱり今のりかさんに語って頂くほうがもちろんいいです。)

下級生時代のお話は胸が詰まるものも多くて「その頃応援してあげられなくてごめんなさいでした!」と思ったり(<ばかか)、自分がりかさんに出会った頃の話では「そんな重大転機な時期だったのかあ!!」と運命を思ったり(<ばかだ)そしてファンになって一緒に時間を過ごしていた時代の話はしみじみと、自分も当時を思い出し…やっぱり、ベルリン公演のくだりではどうしても涙が出てしまいました(<いまだに…)。

3章・4章のオフ話や最近のお仕事の裏話なんかは、楽しく読ませていただきました。
ワタシ的に特に笑ったのが、りかさんが『喝采』の璃香ちゃんをはじめて舞台で通して演じたときに「長年の習慣で客席の後ろまで届くようなエネルギーの出し方をしてしまったのだ。」というところ。
これ失敗談としてご本人は反省しておられる訳ですが………さすがりかさん…ぷぷぷ、あーっはっはっはっ(<私だけかも?ここで笑うのって………)。いや、なんか、自分が「りかさんってこういう人だよね」と思っていたのが「やっぱりそういう人じゃん!/笑」みたいな感じです。上述のように意地汚くがめつく紫吹淳を探究している自分としましては、そういう時とっても嬉しくなるのです。

エピローグには、りかさんがまっすぐこちらをみつめている写真と、サイン、そして
そばにいてくれて、ありがとう。
これからも私の心のそばに……ずっと-------
ということばがあります。泣けるぜ。
しっかりと、受け止めさせていただきます。

万華鏡掲示板にもちょっと書きましたけれど、いま私の脳裏に浮かんでいる紫吹淳さんのイメージは、碧い海に弛たっている氷山です。てっぺんの、きらきらした処を私はずっと「綺麗だなぁ」と思って望遠鏡で見ている。海面下には上に出ている部分の何倍もの質量の氷があり、碧緑色の半透明がすこし見える。そう、よーく見ると海を透かしてその中にあるものが見える。とても綺麗で不思議。
私はそれにぶつからないように遠巻きにしているつもりで、いつのまにか張った氷に閉じ込められてる人間のような気もちょっとします。

この本の原稿、りかさんが一字一字原稿用紙を埋めていかれたのか、口述をどなたかが書き写されたものかはわかりませんが(やはり前者のように思いますが)、どちらにしてもこの…時空をあっち行ったりこっち行ったり、心理層の深いとこにいったり浅いとこにいったりする感じが、リアルにりかさんだな〜^^って思いました(<失礼じゃないのか?そういう言い方…/汗)。

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全然関係ないんですけど、私これからりかさんに関して5000字の原稿を書く予定になっております(お知り合いからの依頼)………うむう
何をどう書けばいいのか、全然まとまらない!! 誰か助けて〜〜〜って感じです…………

 2004年 11月30日 西京の秋

<長岡天神にある「錦水亭」という料理屋さんの前で撮ってきた写真です。とてもお高い料亭なので中に入ったことはありません(笑)。
今年の京都は、大きな台風が何度も来たために樹が痛んでしまったりして、いまいち紅葉の鮮やかさに欠けてちょっと残念……でも、11月いっぱいあたたかく、お天気のいい秋の日々を堪能できたのは嬉しゅうございました。

もう、明日からは12月。しわすですよ、師走。
アッという間に日々が過ぎてゆく…

この秋、毎週木曜日は『黒革の手帖』でドキドキし、フォトエッセイ集とDVDの発売もあり、新聞に載ったりもし、ラジオにも出演され…19日のお誕生日にはご本人にはお会いできなかったもののチャットにいらして下さった方々とお話でき、そうこうしている間にディナーショーは目の前。
なんか信じられないくらい、忙しくて幸せ♪
………
……の、はずなのに。なんでこんなに、私は不安定なのだろう。秋だからか??

なぜこんなに、寂しくて不安なのだろう。秋だからか?

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FC会員の皆様はご存知の通り、26〜28日はエヴォリュエさんの企画で『長崎ハウステンボスツアー』。私はとても参加できる状況ではなく、行きませんでしたが、参加された方のお話ではとても楽しかったそうです。
願わくば、来年のお誕生日パーティはお高いツアーなんかじゃなく、………可能な限り間口の広い……ひとりでも多くのファンがりかさんに直接「おめでとうございます」を言うことができ、ひとりでも多くのファンが生りかさんの笑顔を見ることができるような…………そんなイベントにしてほしいと、切に思います。

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私は、数日後に徳島のディナーショー(×2!)を控えてそれはとても楽しみではあるのですが、更に、富山のトークショーに行くことにしてしまいました。
……ああこういう事やってるから、私はいくら貧乏だ貧乏だと言っても信じてもらえないのだわ。でも、ここにいても望むものは手に入らないのだもの。

先日「読売新聞夕刊に載ります」とインフォメーションされた日、りかさんの記事がある筈のところに宝塚歌劇の記事があった。ここはそういう土地なのだもの。

平気なふりをしてみても、駄目。理由を考えて「仕方ない」と諦めようとしても、駄目。他の物を探そうとしても、夜中に歩き回ってみても、忘れて仕事に集中しようとしても、駄目。
会いにいかなくては駄目なのだ。

好き。こんなに寂しくて苦しくて、まともな判断ができなくなるくらい好きなのだ。
ばかだーーーーー私ーーーー。

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みなさまも!
「NELさんが行くのだったら報告してくれるから安心〜」とか、言わないように!(<誰かに言われたらしいよ/苦笑)