ここでは、管理人NELが日々の生活の中で思うことや、綺麗だな〜素敵だな〜と思うものについて語ります。

 2004年 5月6日 砂漠の薔薇

世にいうゴールデンウィーク、皆様どのようにお過ごしでしたでしょうか。
私は実家である浜松にちょっとだけ帰って、4月から秋まで開催している『浜名湖花博』にいってきました。
花好きの母は既に何度も行っているそうで、いろいろ事前に聞いてもいましたが………とっても広い!見るものが一杯ある!
広い会場全体が花だらけの公園のようで、いま野生ではほとんど見る事ができないような古い種類のお花から、品種改良でつくられたと思われる斬新なお花まで、一見無造作といっていいくらいに自然に植えられているので、お花好きにはかなりたまりません。
静岡県内の各地方の人達が一生懸命作った「故郷のジオラマ」も楽しかったし、世界各国の庭をちょっとずつ紹介してるところも面白かった(<どこまでも職人根性でつくりものを楽しむワタシ)
ただ、パビリオンは何処も大変な人の列で結局1箇所しか入ってきませんでしたし、『これ!!』という派手な目玉展示のようなものはなく、ひたすら花花花…なので、お花が好きでない方は途中で退屈して疲れてしまうかもしれませんが。
場内での飲食はコスト高いので、お弁当持ちで行くのが正解!です^^。
まあのんびり歩いているだけでも景色がいいし、会場は浜名湖のほとりにあり、海(浜名湖は海水湖でございます)からの風も気持ちよく、あらためてわが故郷は良いところだな〜と思いました。

上の写真は、おみやげ売り場で買ってきた『砂漠のバラ』と呼ばれる石です。
砂漠の地中で、硫酸バリウムが砂と一緒に結晶して、こういう形ができるそうです。
以前TVかなんかで見て、すごいな〜綺麗だな〜と思って見ていたんですが、花博の一角で「小さいの300円」で売っていた(おおきいの1000円)。

あと、花博会場には、すー様とすー様のレオ様も御一緒していただき、NELのレオも一緒に、写真を撮りまくってきました(笑)。
その写真は箱庭の『人形の館』に既にアップしてございます。ぜひ見てください。(万華鏡インデックスからも、人形の館に直通できるようにしてあります)
屋外ロケはたいへん楽しかったです。おつきあい頂いたすー様、ありがとうございました!

そして『人形の館』には、あすかぽん様が送ってくださった素晴らしくハイクオリティな『リカーレット様』『騎士フランシス様』写真もアップされております。
こちらも是非ごらん下さい。ああ私もデジカメほしい〜;;

お人形って不思議なもので、さわれば触る程愛情が湧くというか、乗せられてしまうというか^^。花博で遊んで帰宅後、すー様はセミロングドレスをまた1着作り、NELはジュリアン・ソレル様のブラウスとパンツを作りました。>>
ふたりとも「私お裁縫ほど苦手なものはないのよ〜!!」と叫びつつ(笑)なぜか燃えています。

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りかさんはディナーショーのおけいこ中。
はっと気付けばあと数日で東京の初日……………
今回はどんなDSになるのでしょう、素直に楽しみです!

 2004年 5月14日 猫の手

<ジュリアン・ソレルふう(あくまで「風」)の衣装を着たレオ人形と、NEL宅の通い猫「レオ」。
猫は死んでいるのではありません、寝てます。とても間抜けな顔(笑)をして寝ているのですが、黒猫なのでこの写真では表情がお伝えできず残念です。それにしても猫の手というのはなんでこんなにむくむくして愛らしいのでしょうか…
レオのほかに通い猫として「フランシス」「スカイ」「ステファン」もいます。4匹兄弟で、もうすぐ満1才になります。

>とても偉そうなフランシス様と、だれているレオ。
(笑/猫ばか…)

東京でのディナーショーも終り、もうすぐ大阪DSだ〜♪っていうのに今更な話題でなんなんですが;

先日、ようやく『赤と黒』の原作を読み終えました。
水月さんとのトークでりかさんが、昔、自分がジュリアン・ソレルに似ていると思った、と仰ってたのがなんとなくわかる気がしました。
とても感じやすい心を持っている。周りとの違和感を覚えつつ決して自分の本質を変えることなく、夢を追っていく姿。ジュリアン本人は、自分は野心家で偽善者だと思い込んでいるが、読者にはじつは彼はただ一生懸命に生きているだけなんだという風に読めます。

ただ彼はちょっと頭が良すぎて、自分に正直でなく、目の前にある本当の事に気付かないような所があって。
(何処かで聞いた話なんですが、縮尺の違う模型をふたつ、成績の良い子供に見せて「このふたつはどこが違うでしょう」と聞くと、細部まで散々調べた挙句「分解してみていいですか?」と言ったという…正解は「大きさが違う」なのに。)
りかさんはそんな事はない…もっと感覚に素直で、なにが本当に大事なのか、美しいとはどういう事か、を言葉ナシで解ってる人のように、私には思えます。
『赤と黒』の中では、レナール夫人という人が正にそんな女性で、自分とジュリアンの恋が不倫であるということすら気付かず恋しているような…でも常に一番正しいのは彼女であるように私には見えました。打算のない愛情を惜しみ無く相手に注ぐ。そういう女性には誰も、絶対に勝てません^^;
物語りの前半、ジュリアンとレナール夫人の恋の経緯は、微笑ましいバカップル(失礼;)にしか見えず、晴れやかに愛しあうかと思えばしょうもない事ですれ違い、読んでて吹き出したり、可哀想すぎて泣いてしまうところが何度もありました。

後半に登場してジュリアンと恋に落ちるマチルド・ラ・モール侯爵令嬢は、また極端なくらい「機知に富んで」自意識の強い女性で、こっちはちょっと読んでて辛かったかな…たしかに、女の子っていうのはああいうものなのだけど…心が一定でなさすぎ。そしてジュリアンとマチルドの恋は愛し合うというより勝利の奪い合いで、私は「頭のイイ人って、馬鹿だなぁ」という感想を持ってしまいました。
そして物語の最後のほうは、朗読会の脚本とはだいぶ印象が違いました。
マチルドはジュリアンの子を身ごもり、彼の妻としてなりふりかまわずに行動する。でもジュリアンは(十五年後には、レナール夫人は私の子供を可愛がってくれるだろうがマチルドはそんなものはもう忘れてしまっているだろう)と、覚めている。水月さんのマチルドは本当に一生喪服を脱がずにジュリアンを愛しつづけるだろう人でしたが、原作ではマチルドの考える事は山の天気のように変るのです。
死刑判決が出てから断頭台に向かうまでの間に、レナール夫人がジュリアンの地下牢を訪ねて数日ふたりで語らうというところがあり、うれしかったです。

勿論、りかさんがジュリアン・ソレルとレナール夫人を演じたあの朗読会の記憶があるので、私は最初からふたりに好意をもって読んでいたわけですけど^^;
マチルドは、あでやかに燃えるような女性で、やっぱりそれもりかさんに演じてみてほしいな〜とは思います。綺麗だろうなぁ、ドレス姿。

これから女優さんとして、どのような役を演じられるのかまだまだ想像もつきませんが、りかさんならどんな役でも、魅力的に見せてしまうだろう………

 2004年 5月18日 ガラスのカルセル

<NELのガラスコレクションそのいち

子供の頃から、お祭りの縁日などで売ってるガラス細工が好きでした。いまでも宝石よりガラスのほうが好きなくらいです。
好きだ好きだと言ってるうちに人様に頂いたり、大人になってから自分で買ったりして集めているものの中で、このガラスの回転木馬は一番のお気に入りのひとつ。四国に旅行に行ったときに買いました。高さ9センチくらいで、ちゃんと指で回せるんですよ〜。

何故ガラス細工がそんなに好きなのだろう。切子ガラスも手吹も好きです。ステンドグラスも。破片も好き。プリズムも持ってる。ビー玉も。

人が作る工芸品だから好きなのだろうか。大量生産のグラスなんかは、好きじゃないし。
壊れやすいものだからだろうか。宝石でも、一番堅いダイヤよりも一番脆いオパールが好き。
りかさんを宝石に例えるなら、私にとってはそのオパールです。

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いよいよ、大阪での紫吹淳さまディナーショーは、明日の夜…………うううっ;…い、胃が…緊張で胃が痛いんです、じつをいうと。もう数日前から。
そんなバカな。何年わたしは紫吹淳ファンをやっているのだ!
(いや、たかが5年です…;はい)
いくら舞台が近いとかデコルテが観られるらしいとかロングスカートでオードリーだとか聞いてはいても、だからって身体の具合が悪くなるほど緊張するバカが居るでしょうかっ!
(居るらしい…)
結局、りかファンの辞書に『慣れ』という言葉はないのかもしれんですね……

ちゃんと御報告できるように、記憶して来られればいいのですが……うううっ(痛)。
(こないだの「赤と黒」は急に上京を決めたので、緊張する間がなかったらしいよ…)

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きのう、宝塚歌劇団月組の娘役トップスター、映美くららさんの、退団発表がありました。

「御卒業」………なのか? 本当にそうなのか? くららちゃん!?

昨日の夜は上記の緊張に加えて、このショックでマジ目眩と吐気が………が…
ここでネガティヴになったらいけない、いけないんだわ…
…私にできることは、観に行くことだけでしょう。
本当は…しばらく遠のいていたかったムラですが、行かねばなりません。
りかさんのたった一人の嫁だった彼女、りかさんの総てを受け継いでいる筈のくららちゃんを観るために。
そして大階段を降りてくる彼女に「ありがとうございました」「おつかれさまでした」と言うために。

 2004年 5月28日 見返り蝶々

前回の日記から10日の間に、大阪&名古屋のディナーショーに行き(会場で御会いした皆様、ありがとうございました〜)しらたまさん映画化情報もあり、雑誌の発売もあり、TV出演も決まっているし、ほとんど毎日のようにりかさんの話題が…。なんだか信じられないほど、幸せな日々でございます。

<これはDSの衣装イラスト第3弾(でラスト)予定の、白ビスチェ…(の下図部分)…完成品はいましばらくお待ちくださいです。

ディナーショーのりかさんは、それはそれは輝いておられました。ああ。
キレイ、かわいい、カッコいい。
(御本人はよく「その3つのうちどれかでなきゃイヤなんです」と仰ってますが、常に3つとも揃っているのがりかさん…)
あーんどスマートでオシャレで、エレガント。
キュートでコケティッシュで、パワフル。
ふわふわでキラキラでツヤツヤ。

そんなふうにまさに万華鏡のようにめくるめきながら確かに「紫吹淳」という人以外の何ものでもないと思える…初めて見る姿ばかりだったのに「ああ間違いなくりかさんだっ」と思える姿でした。彼女自身はまるで何も失くしてなどいないかのように。
その、今のりかさんの在り方が「カッコいいなぁ」と私は思います。

いままで、紫吹さんは、紫吹淳である以前に宝塚の男役でありトップスターであるという責任を果たすために、本当は出来ることもやらないできたのかもしれない。
でもこれからは…自分自身を輝かせるためだけに力を使ってくれたらいい…。それこそ、私がずっと望んでいたことでもあるのです。一体どんな素敵なエンターティナーになって下さる事でしょう。
そしてどんなに遠くへ行ってしまうことでしょう。

でも、思うままに進んでくれたらいい。振り返ったりしてくれなくてもいい、目の届くところにさえ居てくれたらいい。
見つめ続けるし、ついていきますから。

本当に、何故あの人はあんなに綺麗で格好良いのだろう…