ノスフェラトゥ

松平健様主演の『ドラキュラ』で、犠牲者となる令嬢=ルーシー・ウェステンラを演じたりかさん。
もっとも、彼女を襲ったのはドラキュラ伯爵の手下である3人の女ヴァンパイアであり、伯爵とは直接接触してません。
それでも吸血鬼となったことは変わり無いのでしょう、夜毎先輩ヴァンパイアたちに誘い出されて踊り、
人間としての命を失ってからも、迎えにきた仲間達の歌に応じて、棺桶から抜け出します。

おはなしではドラキュラ伯爵がすべての根源であり、彼の消滅とともにヴァンパイアたちは滅び去ることになっていますが
私にはそうは見えません。
事件から数十年たっても、トランシルヴァニアの深い森の中では
あの3人の女ヴァンパイアがドラキュラの墓を守るかのように漂いつづけ
ルーシーもまたその中心にいるからです。

ヴァン・ヘルシングは、しくじったのです。