ラヴ・レターズ
アンディからメリッサへ 「いやみに聞こえるかもしれないけど、僕は、文章を書くことが好きです。作文も好きだし、手紙も好きです。特に君に書く手紙が。___ここにいない君に、話しかけているような気がします。しかも、君は口をはさめない。(良いでしょう?)父は、みんな、もっと、手紙を書くべきだと言ってます。手紙は滅びゆくアートです。手紙こそ、自分を伝える最善の方法だと言います。ぼくも同感です。」 メリッサからアンディへ 「何でも、お父さんのまねっこね。でも手紙で議論はしません。第一、スキーの方が面白いし。」 アンディからメリッサへ 「早くよくなってください。脚を折るなんて、ついてませんね。」 メリッサからアンディへ 「ママは、私がわざと脚を折ったっていうのよ。_____腕を折っちゃえば良かった。そしたら、手紙なんか書かないですんだのに。病院のおまるの絵を描きました。まじめによ! 素敵な形でしょ?」
ちょっとだけ原作から抜粋↑ (このへんにふたりの子供時代から大人になっても変わらない性格や、 「手紙」との関係、「アート」との関係が出ている気がしたので……) アンディは真面目な優等生、メリッサは奔放で破滅型のアーティストタイプ …と言い切ることもできますが、別の見方をすれば、二人は似た者同士。 ある意味ふたりとも不器用で真面目だったんじゃないか…という気もします。 とても色々考えさせられる舞台でした。